導入事例-第一倉庫冷蔵株式会社 様

全ての関係者で情報を共有し、
スムーズで効率的な物流を実現

第一倉庫冷蔵株式会社 様

事業内容 : 普通倉庫業、流通加工業、冷凍・冷蔵倉庫業 他

従業員数 : 約340人

取材応対 :冷凍第3事業部 次長 相上様 本社統括部 次長 西山様

Q.第一倉庫冷蔵株式会社について
簡単にご紹介をお願いします

私たち、第一倉庫冷蔵株式会社(DSR)は、昭和33年(1958年)の創業以来、首都圏の総合物流を歩んでまいりました。首都圏直通の主要高速道路4本がクロスする埼玉県南部を中心に、関東各所に冷凍・冷蔵倉庫が約4万坪以上、常温・定温倉庫が約6万坪以上、総物件数100件、総営業面積約10万坪以上という規模で、首都圏ドミナント戦略に基づき、事業を展開しております。DSRはお客様の特性に鑑み、どのシステムを組むことがそのお客様にとって最適なのかを見極め、共同配送を含めた配送業務やリパック作業(食品製造も行う)を、倉庫と連携しお客様の身になって日々取り組んでおります。山椒は小粒でピリリと辛い、まさにDSRはそんな会社です、無理に規模の拡大は追いません、「一歩一歩確実に」をモットーとしています。

Q.導入前の課題について
教えて下さい

問い合わせ対応の「切なさ」を解消したい

ドライバー様には一生懸命にやっていただいているわけですが、交通渋滞にあったり、色々な事情で納品に時間がかかったり、と配送が遅れることがあります。遅れると、納品先様から荷主様に照会が入り、荷主様から弊社、弊社からドライバー様へ照会するということが発生します。ドライバー様が運転中・納品中のときなど繋がらないこともあります。

繋がらないとドライバー様の運送会社様に照会することもあります。そうすると、運送会社様もドライバー様に電話で照会することになります。着信が当社から3件、会社から1件。最低2件の折り返しの電話を掛ける必要が出てきます。ドライバー様の折り返しの電話、納品先様・荷主様の照会の電話には相応の時間が掛かっています。もし、配送情報を皆様と共有できれば、もっと時間を有効活用していただけるのに...、皆様が苦しい思いをしている。これが「切ない」と表現した理由です。これをなんとかしたい。

共同配送において、荷主様に必要な情報を速やかに正確に届けたい

共同配送における荷主様への情報提供に工夫が必要でした。納品先様からまず照会が入るのは荷主様になります。荷主様が配送状況を直接リアルタイムで確認することができ、納品先様に回答できれば、と考えました。 共同配送では、複数の荷主様に同じ便を利用いただいているので、配送の内容は複雑になります。荷主様が必要な到着予定時刻、配送完了時刻をわかりやすく、速やかに、そして正確に一覧表にして提供することが重要だと思い、専用の画面の開発をお願いしました。

運送会社様と配送データを共有し業務の効率化を図りたい

弊社は、運送会社様と協力して事業展開を行っております。運送会社様と配送データを共有し情報の一元化を図り、お互いの業務の効率化をはかれるように取り組んでいます。

Q.本サービス導入の
経緯について教えて下さい

フットワークの良い営業、開発陣によって導入の障壁が解消

導入のポイントとしてはナビタイムに、フットワークの良い開発陣、親身になって考えてくださる営業の方がいたことです。営業の方は、弊社からの要望に対して、「それは時間がかかります」「それは社内的な案件となり、いつくらいまでにできる予定です」などハッキリと回答いただき、弊社での導入を進めることができました。

開発の方は導入にあたり、共同配送の荷主様に情報提供するための専用画面を開発していただき、荷主様への情報提供が可能となりました。また、案件マージ機能も開発していただいたことにより、ドライバー様が並べ替える必要が減少して操作性が向上しました。特に大きなポイントは、1日10件以上にもなる納品先全先の到着予定時間の表示の要望に対して、到着予定時間の精度が落ちることに難色を示しつつも、最後は運送業界のニーズとして受けとめていただき、標準機能として組み込んでいただいた点です。

ポイントは初期投資の少なさ

初期投資が少ないので、始めやすい点も導入のポイントの一つになりました。弊社にとって、ドライバー様の環境改善が大きな課題であり、速やかに取り組む必要がありました。

Q.よいと思う機能とその効果は

荷主様専用画面で、照会の電話数が減少

今回導入にあたって開発していただいた荷主様専用画面で、照会の電話は減少しました。荷主様専用画面を提供する荷主様を順次拡大しているところです。荷主様専用画面を提供した荷主様からの照会は減少し、電話で照会があっても、荷主様専用画面を弊社で確認することで短時間での回答が可能になっています。導入前後で照会対応時間を削減できたと思います。

正確な実績データの記録と素早い出力

『動態管理ソリューション』を導入したことによって、実績データを常に蓄積し、必要に応じて素早く集計することも可能になります。現在、運送業界はドライバー様の時間管理が大きな課題となっていますが、車両1台毎に、開始時間、終了時間、実車時間、距離などのデータを出力し分析することで、業務改善につなげていきたいと考えています。

配送業務の効率化

小ロット、不特定納品先様への翌朝配達の業務も実現することができました。毎日200か所の不特定の納品先様への配送に活用しています。配車に応じ、予め荷降ろしの順番で、荷物も分けて出庫しています。各車20か所程度、ナビタイムの指示通りに配送することで、ほぼノークレームで配送しています。特筆すべきは、配送業務を始めて日の浅いドライバー様でも毎日20箇所程度の配送をこなしていることです。

夕方には翌朝の配送情報がドライバー様の手元のスマホに入り、各ドライバー様が段取りを考えることが可能になりました。事前準備が出来るようになることでドライバー様の精神的な負担が少しでも軽減されることを期待しています。弊社では、全ての業務で活用することで業務環境を整え、荷主様に対してよりよいご提案につなげていきたいと考えています。

動態管理導入によって起きた、配車担当者の意識の変化

配車担当者の知識も上がり意識も変化 してきました。ドライバー様からの報告や相談に対して、動態管理の実績情報や画面を通じて状況を確認できることから、より深く考えられるようになりました。

ご担当者様より

『動態管理ソリューション』の導入で、今までより、関係各所が力を合わせて業務に当たれるようになりました。弊社の皆が考えていることは一緒で、配送情報を共有することで、荷主様、納品先様、ドライバー様、運送会社様の負担を軽減させたい。皆様が、より良い仕事ができる環境を作って行きたい、その実現が見えて来ました。そういう意味で、今回導入した『動態管理ソリューション』はなくてはならない仕組みだと感じています。NAVITIME様におかれましては、今後もバージョンアップをよろしくお願いします。

まとめ

導入前の課題
配送状況が見えないことにより、第一倉庫冷蔵、荷主、届け先、ドライバー全員に対して負担がかかっていた。
荷主様に対して必要な情報を速やかに正確に届けたかった。
導入の経緯
荷主に情報を共有するための専用画面ができたことによって、導入の障壁がなくなった。
大きな課題に速やかに取り組むために、始める決断をしやすい価格体系。
良いと思う機能と
その効果

荷主専用画面

荷主が直接届け先に回答できるようになったため、問い合わせ時間が半減。

正確な実績データの記録と素早い出力

問い合わせがあった荷主に対し、素早く回答することができた。クリスマス配送での実績取得にも効果を発揮。

配送業務の効率化

200箇所ほどの不特定の納品先を自動配車し、三ヶ月間運用。納品間違い2件以外のクレームはゼロ。

動態管理画面

配車担当者の意識も変わり、ドライバーと密なコミュニケーションを取れるようになった。

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導入までの流れ

まずはお問い合わせ
お客様の抱える課題を抽出し、最適なプランをご提案いたします。
運用をご確認
貴社の運用に合わせたご利用方法をお試し環境でご確認いただきます。
運用の開始
導入後のサポートもご安心ください。担当者が全面的にサポートいたします。